操法大会の出場が決まり、装備を揃え始めたところで「手袋はどうするか」で手が止まっていないでしょうか。制服や長靴と違って手袋は消防団ごとの判断に任されることが多く、支給品をそのまま使うのか、大会用に買い揃えるのか、判断材料が少ないまま大会が近づいてきます。この記事では、全国消防操法大会の実施要領・審査要領をもとに操法で手袋に求められる条件を3つに整理したうえで、消防団向けに設計されたBULLRESCUEのAG-137DとCT-200Dを紹介します。
操法大会で手袋は必須?どんな場面で手を使うのか

手袋の着用は必須です。全国消防操法大会の操法審査要綱では、出場隊の服装が次のように定められています。
⑴ 服装は「消防団員服制基準」に定める活動服等とする
⑵ ヘルメット及び手袋を着用する
⑶ 靴は操法に支障のないものとする
⑷ ⑴〜⑶について、出場隊(吸管補助員含む)ごとに斉一を期する
⑸ ゼッケンを付ける出典:「第31回全国消防操法大会 操法実施要領・操法審査要領」(公益財団法人日本消防協会)https://www.nissho.or.jp/efforts/soho/
手袋は⑵で着用が明記された装備です。さらに⑷では、活動服・ヘルメット・手袋・靴について「斉一を期する」、つまり出場隊のなかで揃えることとされています。都道府県大会・市町村大会の規定は主催者によって異なりますが、全国大会がこの基準である以上、出場隊で手袋を揃えておいたほうが安心です。
そのうえで、操法の動作はほとんどが手で行われます。
- ホースを搬送し、地面に展張する
- ホース同士・ホースと筒先の金具を結合し、確実に締める
- 筒先を背負い、注水姿勢で保持する
- 吸管の伸長・投入、ロープの結索、とび口の保持
しかも操法は秒単位で計時・採点される競技です。この速さの中で金具を確実に扱えるかどうかに、手袋の性能が関わってきます。
操法大会の手袋に求められる条件とは?(3つのポイント)
操法大会向けの手袋を選ぶ基準は、次の3点に整理できます。「①素手感覚に近いフィット感」「②掌の保護と耐久性」「③消防団で揃えられる統一感」です。いずれも、操法の審査で見られる要素と結びついています。
①手に吸い付くフィット感|金具操作の確実性を左右する
最優先はフィット感です。手袋の中で手が泳ぐと、金具を押さえる・締める・確認するといった動作に迷いが生まれます。選ぶ際は素材の厚み(mm表記)とサイズ展開を確認してください。手の大きさは隊員ごとに差があるため、サイズの多い型番のほうが全員分を揃えやすくなります。
②掌の保護と耐久性|ホースと金具に毎日触れる前提で選ぶ
次に、掌の保護と耐久性です。操法の審査では安全性も評価対象で、滑って資機材を落とすことは避けたいところ。また消耗するのは本番より練習です。ホースの搬送・展張を何十回と繰り返すと、掌と指先に摩擦が集中します。掌部の厚みと指先の補強は、大会当日までもつかを分けるポイントです。
③消防団で揃える統一感|白系グローブが選ばれる理由
3つ目は統一感です。前述のとおり全国大会の要綱では、服装について出場隊ごとに斉一を期することとされています。色の指定はありませんが、活動服に合わせやすい白系が多く、消防団向けの競技用グローブもホワイトが基本色です。隊員ごとに色や形がばらつくと、揃った動作のなかでそこだけが目立ちます。運用は大会や地域で異なるため、購入前に出場する大会の要綱と所属の規定をご確認ください。
操法大会におすすめの消防団向けグローブ2型番
前述の3条件を満たす選択肢として、BULLRESCUEの消防団シリーズから2型番を紹介します。練習と日常作業に向くAG-137D、競技タイプの定番であるCT-200Dです。BULLRESCUEを運営する株式会社ダイコープロダクトは香川県さぬき市で1963年に創業し、消防用手袋の製造は40年以上。香川県は国内手袋生産の90%を占める産地です。
練習と日常作業に|AG-137D(人工皮革グローブ)

操法大会の練習や消防団の作業に幅広く使えるのがAG-137Dです。耐久性が高く柔らかい人工皮革スエードと、通気性のいいハニカムメッシュを組み合わせた汎用性の高いモデルで、反復練習で使い込む前提の一双といえます。
- 素材:甲部=ポリエステルニット・人工皮革0.7mm厚/掌部=人工皮革0.7mm厚
- カフス:40mmパイルゴム
- サイズ:S・M・L・LL・3L
- カラー:ホワイト
操法の練習に向く理由
0.7mm厚の人工皮革で手に沿う操作感を確保しつつ、通気性のあるハニカムメッシュを組み合わせています。3Lまでのサイズ展開があり、手の大きい隊員も含めて消防団で揃えやすい点も実務的な利点です。
人工皮革は天然皮革に比べて水濡れや汚れの影響を受けにくく、雨天の練習を含めて使い込む用途に適しています。大会前の作業や資機材の点検にもそのまま使えます。
競技タイプの定番|CT-200D(牛革救助グローブ)

本格的な競技タイプを求めるなら、牛革グローブの定番であるCT-200Dが候補になります。フィット感のよい牛革を使用しており、操法大会や救助活動など、さまざまな場面で活躍するスタンダードなオールラウンドモデルです。
- 素材:牛革0.7mm厚/掌アテ:牛革0.7mm厚
- カフス:40mmパイルゴム
- サイズ:S・M・L・LL
- カラー:ホワイト(革ホワイト)
大会本番に向く理由
牛革は使い込むほど手に馴染む素材で、掌アテを備えた0.7mm厚の構成によりフィット感と掌の保護を両立しています。CTシリーズはBULLRESCUEの牛革救助グローブの中核をなす、競技用として設計された系統です。
ただし天然皮革は水濡れや泥汚れの影響を受けやすい素材です。雨天の練習で使い込むと風合いが変わることがあるため、本番用の見栄えを保ちたい場合は練習と使い分ける方法もあります。
どちらを選ぶ?操法大会向けグローブ比較表
素材と使い方の違いを1表にまとめました。使用場面と手のサイズから選ぶのが近道です。
| 型番 | 素材・厚み | サイズ/カラー | 主な想定場面 | 名入れ |
|---|---|---|---|---|
| AG-137D | 甲部:ポリエステルニット・人工皮革0.7mm厚/掌部:人工皮革0.7mm厚 | S・M・L・LL・3L/ホワイト | 操法大会の練習・消防団の作業 | 別注対応(要相談) |
| CT-200D | 牛革0.7mm厚/掌アテ:牛革0.7mm厚 | S・M・L・LL/ホワイト | 操法大会・救助活動 | 別注対応(要相談) |
サイズ展開はAG-137Dが3Lまで、CT-200DがLLまでです。手の大きい隊員がいる消防団では、この差が選定に効いてきます。カフスはいずれも40mmパイルゴムで、手首でしっかり止まる仕様です。
消防団の名入れ・ワッペン刺繍には対応できる?
対応可能です。消防団マーク、およびカフス部へのワッペン刺繍による消防団の名入れは、別注対応となります。ご希望の場合はご相談ください。
団名や部名を入れておくと、大会や訓練での取り違えを防げるほか、装備としての統一感も高まります。別注のため、必要数量・納期・仕様は個別の確認が必要です。大会日程から逆算して、早めに問い合わせておくことをおすすめします。
分団でまとめ買いする前に|確認しておきたい3点
① 出場する大会の要綱と所属の規定(服装・手袋の色や仕様)
② 隊員それぞれの手のサイズ(S〜3Lのどこに収まるか)
③ 名入れの要否と、大会日程から逆算した発注のタイミング
まとめ|操法大会の手袋は規定された装備です
- 全国大会の要綱では手袋の着用が定められ、服装は出場隊ごとに斉一を期することとされています。出場隊で揃えておくのが無難です。
- 選ぶ基準は「フィット感」「掌の保護と耐久性」「消防団で揃う統一感」の3つ。いずれも審査項目と結びついています。
- 練習と消防団の作業には人工皮革0.7mm厚のAG-137D、競技タイプの定番としては牛革0.7mm厚のCT-200Dが候補になります。
大会当日、練習してきた動作をそのまま出せるかどうかは、装備が手に馴染んでいるかにも左右されます。納得のいく一双で本番に臨んでください。
よくある質問(FAQ)
全国消防操法大会の要綱に色の指定はありません。ただし服装は出場隊ごとに斉一を期することとされているため、隊員間で揃えておくのが無難です。実際には活動服に合わせやすい白系が多く、BULLRESCUEの消防団向けモデルであるAG-137D・CT-200Dもホワイトを基本色としています。出場する大会の要綱と所属の規定は事前にご確認ください。
素材と使用場面で選び分けてください。AG-137Dは人工皮革で水濡れや汚れに強く、反復練習や消防団の作業に向いています。CT-200Dは牛革の競技タイプで、使い込むほど手に馴染み、救助活動でも使えます。手のサイズが大きい隊員がいる場合は、3Lまで展開のあるAG-137Dが選択肢になります。
消防団マーク、およびカフス部へのワッペン刺繍による名入れは別注対応となります。消防団単位でまとめて手配される場合は、必要数量と納期をあわせてご相談ください。別注のため通常品より手配に時間がかかります。大会日程から逆算して早めにお問い合わせいただくと安心です。お問い合わせはこちらから。
